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夫の思い出

2013年5月 4日 (土)

嬉しかったけど 悲しいなー

お祭りで夫の生まれ育った町内の山車と出会った。

思わず立ち止まって、見入ってしまった。

しばらくすると、その町内の世話役の人が話しかけてきた。

 

”山車の説明をしましょうか?”

   ”いえ、ちょっと懐かしかったものですから”

   ・・・

   ”夫が この町で小学生まで育ったもので・・・”

そんな話から始まり、しばらく会話が続いた。

その方は夫が育った家のすぐ近所の人だった。

”もしかしたら、僕の弟と同級生だったのかな?”

生まれ年を聞くと夫と同じだった。

<きっと、夫が幼き時、いっしょに遊んだ仲間なんだろうなー>

そんなことを考えていると、

”弟は今ちょっと席を外しているけど、弟に聞いたら分かるかもしれませんね。

 御主人、今はどうされているんですか?”

と 質問された。

<どう答えようかな> と 一瞬迷った。

   ”夫は数年前に亡くなりました。夫からよくこの町の山車の話を聞いていたので、

    とても懐かしくて、見ていたんですよ”

”そうなんですか・・・まだお若いのに・・・”

こんな話を見ず知らずの人と話したのは初めてだったけど、

亡き夫の話が出来たことが、ちょっと嬉しかった。

    ”いいお祭りにしてくださいね!”

そう言って、私はその場を離れた。

 

しばらく歩いていたら、とても悲しくなった。

夫と共にあの場に居られたら、

もっともっと、懐かしいいろいろな話が出来て楽しかっただろうに・・・。

2013年1月 6日 (日)

僕も食べた~イ!・・・て

今日は夫の命日。

そして午後からオペラの合唱の練習。

午前中にお墓参りをして、オペラの合唱の日には いつも先生とランチをする

フルーツ屋さん(2階が喫茶になっている)で昼食を摂ってから、練習に行く予定を立てた。

 

命日ということがあってか、何となく色のついた服が着たくなくて、

前の合わせの所と袖口、裾に不規則な大きなフリルのついたお気に入りのブラウスに、

黒のジャケット・パンツを合わせ出かけた。

全身黒づくめだ。

  (別に喪服という訳ではなくて、このコーディネートが

   今日の自分の気持ちに一番ふさわしいと思った。

   ・・・色は無くとも華やかに、そして自分をしっかり主張するコーディネイト)

 

お墓参りでは <今年も頑張るから見ててね!> と 手を合わせ、

今年もくじけず頑張る事を約束してきた。

 

そしていつものランチのお店に車を走らせた。

お店に着くと「今日は貸切」の張り紙がdespair

早速先生にメールでお知らせ。

取り合えず近くのスーパーの駐車場で待ち合わせ相談。

練習があるのでそう遠くへは行けないし、近くのお店はこの時間(11時少し過ぎ)は

まだ準備中でオープンは11時30分。

そこで目に入ったのがカニ料理のお店。駐車場には車が数台入っているから、

どうやらやっているらしい。そこでランチということになった。

 

お正月ということもあってメニューは限定メニュー(少々お高いcoldsweats01、でも美味しそうdelicious)。

華やかな会席料理の写真が並んでいる。

午後から歌の練習というのにはもったいないようなお料理。

”でもお正月だからいいよね!”  と 少々贅沢なランチにhappy01

先生も私も笑顔に。

 

だけど、私の笑顔の意味はちょっと違っていた。

これは夫のしわざだと思った。

夫の大好物は蟹。

そのカニ料理が夫の命日の墓参りを済ませた私の目の前に並んでいる。

いつものフルーツ屋さんが貸切で利用出来なかったのも、私をここに

呼ぶ為のものだったように思えた。

”僕の命日なんだから、ちょっと奮発してこれを食べて!僕も食べた~イ!” 

と 私を連れてきた気がした。

夫もあの席で一緒に食べていたに違いない。

一緒に居た先生は 今日が夫の命日であることも、そんな事もまったく知らないけどねwink

 

今日は、お墓参りも無事出来たし、

夫の好物の並んだお膳を前に、楽しいランチが出来て、

いい供養になったconfident

 

2012年12月29日 (土)

そうなの?

風呂上がり、湯冷めしないうちに布団に潜り込んだにも関わらず、

寒くてなかなか寝付けなかった。

こんな時は いつも夫との思い出をたどる私。

思い出しては切なくなるのは分かっているけど、何か恋しくて・・・。

今は夢の中でしか会えないから、せめて夢に出てきてくれないかなと思っていたら、

夢に出てきた。 

 

夫は私の傍に寄り添っていてくれて、

どんな話か覚えていないけどいろいろ語りかけてくれた。

傍に居てくれるのが嬉しくて、嬉しくてconfident、何も言えない私だったけど、

とても楽しいひと時。

    heart04

しかし、夫が最後に言った言葉は、

「もう、これが最後だよ」だって。

・・・エッ!そうなの?think

 

2012年12月 4日 (火)

結婚記念日

今日は結婚記念日。

結婚記念日にはお墓参りに行こうと以前から予定していたけど、

お天気も良くないみたいだし、仕事が予定通りに進んでいないので、

お墓参りを延期して仕事をしようかと考えながら、朝起きた。

 

・・・でも、結婚記念日だから、夫が待っているかもねthink

空も少しづつ晴れ間がのぞいてきたみたいだし、

仕事は後で少し頑張れば、何とかなるだろうしconfident

お供えの品も  昨日買ってきてあることだし、やっぱり行ってこよう!

 

ということで、朝一番の予定はお墓参り。

 

夫とお墓参りの度に立ち寄って、お供えのお花を買う地場産品のお店に今日も寄った。

お花を選んでいると、

二人で ”どのお花にする?” と 話しながらお供えのお花を選んだあの頃の感覚が

蘇った。

・・・そうだったんだよね。

・・・いつも一緒にお墓参りに来ていたんだよね。

・・・でも、あれからずっと私一人でのお墓参りになっちゃったんだよね。

・・・そう、もう5年も一人でずっとお墓参りしてるんだよね。

・・・お店のおじさんの目には、いつも一人で来てお墓参りのお花を買っていく私が

  どうな風に移っているのかな?

    ・・・ もっとも、他人の目は関係ないけどね。

 

お墓参りをしながら、

結婚式の日の事が走馬灯のように思い浮かんだconfident

ここに来たところで夫に会える訳ではないのが、ちょっと寂しい。

 

家に帰ると宅配便が届いた。

先日、ある催事の抽選で幸運にも最高賞が当たったのだが、

その時の産直ギフトだった。

夫からの結婚記念日の贈り物に思えたconfident

2012年11月20日 (火)

みかん狩り

お客様の所へ仕上り品をお届けに行ったら、

”畑に行ってみかん狩りをしてみない? ”

と 誘われた。

”わー! happy01うれしい!” と 弾む気持ちで返事をした。

たぶんお客様は、私がみかん狩りなんてした事は無いのではと思ったと思う。

 

青空の広がるみかん畑。

お日様をいっぱい浴びて、たわわに実ったみかんの木がいっぱい。

 

懐かしい風景だった。

<亡き夫の実家もこんな感じだったなーconfident

     夫が亡くなるひと月前が最後のみかん狩りだったかな>

目の前に広がるみかん畑の向こうに夫の姿が見えたような気がした。

みずみずしいみかんを一つ一つ丁寧に切り取りかごの中に入れた。

結婚後20年やってきたから、実は慣れたもの。

でも、夫の実家を手放して、あれから5年御無沙汰だったから、

<うん、この感触!> と ちょっとした感動があった。

 

畑でもぎたてのみかんを頂いたが、

その甘酸っぱさは、今の私の気持ちそのものだと思った。

 

帰り際に、枝つきのみかんもとってきて、

<見て!懐かしいみかんの木だよ!>

  お仏壇にお供えをして手を合わせたら、一粒の涙がこぼれた。

2012年9月24日 (月)

変わらぬ笑顔

”ただいま!”

背広姿に黒のリュックサックを肩にかけ、夫が帰って来た。

変わらぬ笑顔だった。

言いようのない嬉しさに心が躍った。

丁度玄関先に居たお隣さんに私は夫を紹介した。、

”私の夫です!”

<久々にこの言葉を口にしたなーconfident> と 幸せな言葉に浸った。

鍵を開けながら、夫も、

”よろしくお願いします!”

と いつもの笑顔で会釈をした。

 

今朝見た夢だ。

いろいろ話をしたかったけど、夢の場面は玄関先のこれだけ。

・・・もう少し寝ていれば良かったなーconfident

2012年4月17日 (火)

おはよう!

”おはよう!”

朝の日射しを受けて、庭の植木に水まきをする。

    sun

突然、私の中の夫がささやいた。

”スミレが咲いてるよ!”

    ・・・突然のことに、ハッとした。

 

若葉が芽吹いた鉢植えの梅の木の根元に紫の小さな花が咲いていた。

<ホントね、かわいいスミレ!>

夫の実家の山で、夫と共に見たあの頃を思い出した。

・・・夫の笑顔が恋しくて、ちょっと切ない。

 

今、お庭ではチューリップが咲き、

ベニバナトキワマンサクが濃いピンクの花が燃えるように咲き、

ノースポールがカワイイ白い花をつけ、

芝生が薄っすら緑に色付いている。

春、真っ盛りだ。

2012年2月19日 (日)

灯りの付いた部屋

夫は誰もいない暗い家に帰るのが嫌いだった。

「仕事で疲れて帰った時は、灯りの付いた家で誰かに迎えに出てもらいたいな」

そんな事を言う夫だったので、私は出かけていても、

夫が帰る前に 家に帰ることに心がけた。

結婚前は私自身も外で働いていたので、

仕事が終わって夜遅く家に帰った時、灯りの付いた玄関を見てホッとし、

玄関を開けた時、お夕飯のおかずの香りがして、母が

”お帰り!”と 迎えてくれてくれることに幸せを感じたものだったから、

夫のその気持ちはよく分かる。

独身時代はずっと一人暮らしだった夫だから、私よりも もっと、

そんな生活を求めていたのだろう。

 

昨日は 夜遅く仕事から帰った。

暗い玄関先で鍵を開け、寒い部屋の灯りをつけて、エアコンのスイッチを入れた。

部屋が暖まるまでの 自分の他に誰もいない部屋は ことの他寂しいものだ。

まずは、手っ取り早く温まろうとやかんに水をいれて、ガスレンジにかける。

湯が湧きホットココアを飲みながら思った。

<夫だったら こんな生活きっと耐えられないだろうな>

そんな夫が一人残ったら どんな生活をしていたんだろうと思うと、

<やっぱり私で良かったんだよ、神様はちゃんと分かっていたのかな>って 考えてた。

 

これまで何度も思ったけど、夫のように外で働く経験をするようになった今だから、

一人残ったのが私で良かったと思う気持ちは より強く感じるのかもしれない。

 

男らしさにこだわったくせに人一倍寂しがり屋の夫じゃなくて良かった。

   ・・・ 私は何とか耐えてるよ!

2012年1月30日 (月)

懐かしい風景

今日自分の仕事がなかったので友達の用事に付き合うことになり、

その後、イタリアンのランチ。

ゆったりした時間を過ごす事が出来た。

すっかりくつろぎ気分の私は、友達を家まで送ることになった。

彼女の家は、夫の実家へ向かう道の途中にあった。

久しぶりに夫と二人で休みの度に車を走らせた道をドライブした。

     car。。。

夫の実家を夫の死後、兄弟に譲ってから一度も私は

その場所に足を運んでいなかったので、その道をドライブするのは4年ぶりだろうか。

 

懐かしかったconfident

目に入るすべてが懐かしかった。

あの頃のほとんど変わらない街並みが、少し傾いた日に照らされて、

まぶしく輝いている。

込み上げてくるものがあった。

逆光に光る街は少し紗がかかって、思い出の街そのものに思えた。

・・・ここであんな会話をした。

・・・この道を歌いながらドライブした。

・・・あの店で食事をした。

夫の姿はないけど、夫との会話は鮮明に湧き出てくる。

<今、きっと私のとなりで一緒にドライブしていて、私に話しかけている> 

そんな気がした。

懐かしい風景を夫も喜んでみていたことだろう。

 

またしばらくはこの道を通ることも無いだろうけど、

またいつか、ゆっくりこの道をドライブしようと思う。

あなたと二人で!!

2012年1月15日 (日)

姿はシルエットだけ

お正月も終わってしまったけど、お雑煮を食べた。

こう寒いと体の温まるお雑煮はいい。

白菜、里芋、くわい、水菜、鶏肉、おもちと具だくさんの我が家のお雑煮。

     confident

夫はこのお雑煮が好きで、

”毎朝お雑煮でも 僕はいいな!”

って言った。

そんな訳で、我が家ではお正月が終わってもしばらくの間、

朝食はお雑煮が続いた。

”お雑煮美味しいdelicious! 体、温まるなー!”  と

お餅を頬張る夫。

お雑煮を作りながら、そんな事を思い出した。

 

お雑煮を食べる夫の事を思い出した為か、

昨夜は夫の夢を見た。

しかし、そこは夢。

確かに私の傍に夫がいる感じはあるのだが、

姿はそこに見ることは出来なかった。

見えたのは、窓の外でタバコを吸う夫のシルエットだけ。

<わざわざ窓の外に行って、タバコを吸わなくてもいいよ> って思う私。

せっかく夢に出て来てくれたけど、お話も出来なかったな。

 

   ・・・どんなことを考えながら、タバコを吸っていたのかなーconfident

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