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2013年3月14日 (木)

もうすぐ、春のお彼岸だね

バスの待ち時間が有ったので、デパ地下を一回りと思い、

建物に入った途端、声をかけられた。

”お久しぶり! お元気そうね。

 ちょっと、太った?

 いいよ、その位の方が・・・。

 どれ位になるの? 3年位たった?”

 

” もう、5年が過ぎました”

 

” そう、そんなになるの・・・。

  あの頃は、げっそり痩せちゃって、ホント可哀そうな感じだったものね

  いいわよ、今の感じ”

 (そう言って、私の頬に手を当てて、ちょっと、ウルウルのおめめで話す彼女)

 

派遣社員でデパ地下のあちこちの売り場で働く彼女とは、

休みの度ごとに夫とデパ地下巡りをしていた頃の顔なじみ。

夫も彼女のさりげない接客が気に入っていて、顔を見かけるといつも話しかけていた。

 

いつも二人で買い物をしていた私たち二人だったけど、

夫を亡くし、しばらくたって、デパ地下でも再び行ってみようかと思い一人で出かけた時、

彼女が一人で居る私を見つけて、声をかけてきた。

”今日は お一人?”

”夫は亡くなっちゃたの”

  (思わず、涙がこぼれたそうになった)

”・・・そう、・・・”

”突然だったから・・・”

”・・・そうなんだ・・・”

彼女もショックのようだった。

いつもの明るい笑顔で話しかけてきた彼女も 私の思いもよらない返答に

今にも泣きだしそうだったので、

”でも、しょうがないから、頑張るよ!”

と ちょっと見栄を張って、強気な言葉を口にした私だった。

<ここにも、夫の死を悲しんで泣いてくれる人がいたんだ> 

そう思うと、心に温かいものを感じたのを思い出す。

 

あれから、5年。

夫がいた頃のように度々デパ地下に行かなくなった私は、

彼女に会う機会も少なくなった。

それでも、たまに行って顔を合わせれば、以前のように声をかけてくれる。

しかし、ここ一年はいろいろ忙しくしていたのでデパ地下に行っても、

目的買いで、パッと行って、パッと帰る状態だったので、

久しく彼女と顔を合わせる事が無かった。

そんな中、今日は本当に久しぶりだったのだ。

 

今日は、彼女を通して、夫に再び会えたような妙な感覚に陥った。

そして、何か、お腹の底から湧き出てくるようなエネルギーを感じた。

春のお彼岸も近い。

墓参りに来てくれるのが待ちきれなくて、

早くも、夫が近くに来ているのだろうかconfident

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コメント

おめめさん、おはようございます。おめめさん達の仲良しで素敵なご夫婦の感じ、
頭の中に浮かんでくるようです。
それを知っている彼女を通してこんなふうにご主人を想い、また会えるんですよね。
そして彼女との出会いも、これも縁なんですよね。
私も時々主人の事知っている人、出来たら5年前頃の彼を知っている職場の人達に
お会いしたいな、と思うことがあります。けど、誰でも現在の生活があるんですよね。
おめめさんの記事のように、日常の中でこんなふうに自然な形でが一番いいですね。

matuiさん こんばんは。
お彼岸の入りの昨日、早速お墓参りに行き、
この事を報告してきましたよ。
何年もの時が経ってくると、なかなか亡き夫のことを他人に語る機会がないですね。
ふとした出会いで、自然な形でこうして亡き夫の話が出来た事は、
本当に嬉しいことです。
「思い出してくれて、ありがとう!」って、
夫も彼女に言っていると思いますconfident

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