夏祭り
今日は町内の夏祭り。
班長をしているので、お手伝いに出かけることになっている。
三年半前の夏祭りの時は自治会の区長をしていたので、
仕事で行けない夫の代わりに私が夏祭りの手伝いに出た。
とってもいいお天気で暑い日だった。
仕事から帰ってくる夫の夕食の準備をしてからと思い、
取り合えずビール一杯といくだろうから、
おつまみの枝豆をゆで、焼き鳥を用意して出かけた覚えがある。
暑さの真っただ中、公園の広場に午後一時集合でお祭りの準備をした。
3時ちょっと前に準備完了で行ったん家に帰り、
シャワーを浴びて汗を流し、お着替えをして再びお祭り会場へ。
フランクフルトの鉄板焼きが我が班の担当。
災害時用に用意してある大きなお釜で湯を沸かし、フランクフルトを茹で、
鉄板で焼きあげ、販売する。
「いらっしゃいませー! フランクフルトいかがですかー。」
ちょっと恥ずかしかったけど、意を決して大声を張り上げ売りさばいた。
売り場には列が出来るほどの盛況ぶり。
<お祭りでこんなことがあったよ! あんなことがあったよ!>
と 夫に報告するのが楽しみだった。
打ち上げもそこそこに缶ビールだけを頂いて(笑)、家に帰った。
夫は”ご苦労さん!” と 言ってくれ、ビールを飲みながら、私の話を
ニコニコ笑顔で聞いてくれた。
今回の夏祭りも我が区の担当はフランクフルト。
今日もあの日と同じようにいいお天気になりそう。
一人ぼんやりこうしていると、ふと、タイムスリップしたような感覚がする。
「行ってらっしゃーい!気をつけてネ。」 と 仕事に行く夫を送り出し、
洗濯物が窓の外で揺れている。
あの日と同じようなしあわせで平和な朝のようだ。
お祭り準備で汗をかいても、対応できるようにと、
あの時夫の買ってもらった、涼しそうな速乾のポロシャツを今日も着た。
ただ、違うのは、
あの時は区長だったから、率先していろんなことをしなければいけなかったけど、
今年はその下の班長だから、お手伝いということで気が楽ということ。
そして、夫の為の夕食の準備をして出かけなくてもいいし、
お祭りの土産話もいらないという事だけ。
・・・さあ、今年も大声あげて、頑張ってきましょうか。
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大きなおめめさん こんにちは 我が家地方も夏らしい暑い日が
続いてます

夏祭りかあ・・・素敵な思い出ですねえ
結構盛大な催しらしいのですが、暑い時期に人出が半端ないのと、夜の移動が億劫なのとでまだ実際に出かけたことはありません。家からでも、かすかに見えるんですけどね
」と言ってくださったので30分くらい見てから帰宅しました。
でも飲もうっと
比較的カラッとした暑さで、夜になると気温が下がってるので、何とか過ごせてます
行事には、やっぱり思い出がいつもより沢山くっついてますね
こちらは今夜、海の近くで花火大会があります
でも、去年のこの日、偶然にも夫が入院していた病院の病室の窓から、バッチリ真正面に、窓一杯の花火を一緒に見たことを思い出しました。
開催時間は、消灯時間を挟んでいたんですが、若い看護師さんが「大丈夫ですよ、折角だからゆっくり見て帰ってくださいね
まじめな夫は、花火は見たいけど、同室の方の手前もあって、時計を気にしていましたが・・・
今年は冷房の利いた自宅の居間で、子どもたちが夏休みの宿題をしてるのを見ながら遠くに花火の音を聞きながら・・・冷たいビール
投稿: かぞえ | 2011年7月23日 (土) 14時47分
こんばんは。
今日は私の所も地区の夏祭りで朝から野菜を切ったり、一日中出ててさっき帰ってきました。
いつも行事がある時は人一倍働く夫の姿がずっと思い出されます。
そこに居るはずの人がいないってやっぱり寂しいですね。
でも一人でがんばりました。
夫もほめてくれると思います。
投稿: みりゅー | 2011年7月23日 (土) 23時03分
こんにちは
夏のひとコマですね。
暑さも、何もかも何も変わっていないのに、彼だけがいないのですよね。
日々の営みは確かにあったのに、写真を見ていると笑っているのに、
違うんですよね。
なぜ傍にいないんでしょう。
まだ受け入れることが出来ません。
投稿: ka-ko | 2011年7月24日 (日) 13時11分
かぞえさん こんばんは。
。
病院の窓いっぱいに広がる花火ですか。
場所はちょっと切ないけど、お二人だけのいい思い出ですね
こちらも、いつもジョギングしている湖のほとりでも花火大会があります。
花火大会の日は仕事のことが多かった夫でしたので、
夫と二人で見たのは、2回ぐらいかな。我が家の庭からバッチリ見えるので、
枝豆と焼き鳥をつまみにビールを飲みながら見ましたよ。
あの時は楽しかった!
投稿: 大きなおめめ | 2011年7月24日 (日) 21時37分
みりゅーさん 夏祭りのお手伝いご苦労さまでした。
お互い大変でしたね。
フランクフルトを販売しながら、
家族連れの楽しそうな姿を見ては、私もいろんな事を思い出していましたよ。
投稿: 大きなおめめ | 2011年7月24日 (日) 21時44分
ka-koさん こんばんは。
「何故ここに夫がいないんだろう?」 と いう疑問は、
夫がいないことが当たり前の毎日となった私も いつもどこかに抱いています。
この先もずっと 心の何処かで
夫を待っている自分がいるんじゃないのかなって思います。
投稿: 大きなおめめ | 2011年7月24日 (日) 21時50分
発想の転換! さすが大きなおめめさん!
ときてしまいましたよ。
最後の方 グッ
お祭りでの会話
嘘じゃないしね
私も子供いないので よーく分かります
同じなんだな~と思っちゃいました
いくら年を重ねても私も慣れません
「ダンナさん待って・・・」のくだり
上手い答えでしたね
聡明なおめめさんならではの答えでいい感じ
いつも ステキな文章を楽しませていただいています
投稿: secchi | 2011年7月25日 (月) 21時14分
secchiさん こんばんは。
次の記事「なんて返事しようかな」も読んで下さったのですね。
ありがとうございます。
お子さんは?の質問はホントに苦手です。
やっぱり一緒なんですか。
みんな同じなんですね。一瞬体固まりますよね!
心の中ではもうこだわりはないはずなのに、
奥底にあるこだわりは消えないのですかね。
夫の事も一緒かもしれません。
「何年経っても慣れないこと」 それは正直な気持ちかもしれませんね。
投稿: 大きなおめめ | 2011年7月27日 (水) 19時30分