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2011年1月18日 (火)

はじめの一歩

コメントを寄せてくれた方が、御主人を亡くされてから初めて仕事復帰することを聞き、

自分が「はじめの一歩」を踏み出した時の事を思い出した。

     

夫が亡くなって、ちょうど一週間後の事だった。

兄の一年祭と納骨が行われたのでそれに出席した時の事だ。

「はじめの一歩」は親族と兄の親友たち(私も面識があり良く知っている方々)と。

親族だから救われた感もあるが、私にとってはとても気が重い。

どんな顔をしていったらいいんだろうか。

兄の葬儀や50日祭の時は、みんなに挨拶して回り動き回っていた私だが、

さすがにこの時の私はその場に身を置くことが精一杯。

出来るだけ話しかけられたくないと思った。

<夫の話が出たら、どうしよう? ・・・きっと涙が堪え切れない>

それでも、遠くから来てくれた兄の友人には挨拶しなくてはと思い、その人達だけには、

食事の際に自ら声をかけに行った。

”○○さんも大変だったね!” と 優しい言葉をかけられると

やっぱり涙は堪え切れなかった。 

その後は、テーブルについたまま姪と意味もない話をしながら

誰にも話しかけられませんようにと小さくなっていた。

数人の人から、

”よく来てくれたね!” と 私の頑張りを認めてもらったが辛い一日だった。

     

公の場での「はじめの一歩」は仕事で、オペラのガラコンサートの様子を見に行った時だ。

まだ、夫を亡くして一カ月経っていない時の事。

やっぱり、スゴ~く気が重かったけど、自分がかかわった仕事だから、

いつもそうしているように行かない訳にはいかないと思った。

   (今回は別に、向こうから仕事として頼まれていた訳ではなかったけど)

<この一歩を踏み出さなくては、ここから何も出来ない> 自分で自分の背中を押して、

出かけた。それでも必要以外の人には出来るだけ逢いたくなかった。

自分のやるべき事だけやっては、トイレで時間を過ごしたり、

飲みたくもないコーヒーを飲みに外へ行ったりしてた。

  (会社で事務作業の人はこうはいかないから、きっと辛いだろうけど)

夫の死の事を知っている関係者は、ほとんどそれに触れることなく接してくれたから、

本当に助かったがが、自分自身が自分であって自分で無いような感覚で、

とにかくその場に身を置くこと事態がとても辛かったのを思い出す。

    

でも何日か経って、関係者の方から、

”来てくれるとは思わなかったよ!本当にありがとう、助かったよ!”

と 電話を頂き、やっぱりあの時、「はじめの一歩」を踏み出して良かったと思った。

信頼関係で成り立っている私の仕事。ここから先、この仕事を続けていくからには、

あの一歩は私には欠かせないものだったと思う。

「どんな時でも、あの人なら頑張ってくれる」 そう感じて頂けたと思っている。

   

どんなに辛くても悲しくても、私の人生をここから続けていくからには、

人と関わっていかなくてはいけない。

「はじめの一歩」は、しんどいけど、必ず明日に繋がっていくんだ。

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死別後の心の動き」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
大きなおめめさんにもたいへんツラい一歩があったのですね。
今日の仕事はドラッグストアの棚がえの手伝いでした。
何人かの知り合いにたいへんだったね。って言われ涙が出ました。
今日はまだいろんな人がいて気が紛れました。
ふだんは、一人で自分の車で、ドラッグストアをまわるので、朝と夜が仕事の夫が暇なときは一緒に行って待っててくれたのです。
ランチしたり、帰りに買い物したり、いつも一緒でした。

今日 夫が亡くなって初めていつものメークをしました。
いつも私の支度を黙って待っててくれた夫。
仕事が終わるのを待っててくれた夫がいないなんて…
やっぱり悲しくて悲しくてやりきれないです。

みりゅーさん こんばんは。
お疲れさまでした。
どうしても、今までの事、思い出しちゃいますよね。
ホントに辛くて、悲しくてやりきれないけど、
自分を奮い立たせるしかないんですよね。

それがまた、やりきれなかったりするんだけどsweat02
<いい事もあるから!> <これが次の一歩に繋がっていくんだから> と
お互い歩いていきましょう。

私も亡くなった夫のことに少しでも触れられたら自分がガラガラと崩れてしまいそうで
身を固くしていた時期がありましたね。
実は今でもまだ多少そういう気持ちがあります。

私のはじめの一歩は夫が亡くなって10日目位かな。
期限のある仕事なので、どうしても出社しなくてはならず
その仕事をこなすために数日頑張りましたが
帰りの電車では毎日泣いていましたね。

自分だけじゃない。みんな辛いけど一歩を踏み出しているんですね。

大きなおめめさんのブログと、みりゅーさんとkacocoさんのコメントを拝見して、私は、外に向かっての自分自身のための、ちゃんとした一歩はまだ踏み出せていないな、と思いました。

もしかしたら、私自身が作らないといけないのかもしれません。
でも、こうしているうちにも「これかな?」って思えるときが来たら、がんばって踏み出してみようと思います。

この場をお借りしてすみませんが、
みりゅーさん、今日はほんとにお疲れさまでした。

大きなおめめさん、kacocoさん、ウ525さん、ありがとうございます。
私だけじゃないんですね。
頑張ります。

kacocoさん こんばんは。
>・・・自分がガラガラと崩れてしまいそう・・・
良く分かります。ホントにその通りですね。
自分でも限界に近いと事で踏ん張っている時期なので、キツイですね。

それにしても、「はじめの一歩」が
亡くなられてから10日目の出社とは、かなりきつかったことでしょう。
頑張ったんですね。
帰りの電車の中で流した涙sweat02は、kacocoさんのこれからに、
きっと価値あるものになっていくのでしょう。confident

kacocoさんもみりゅーさんも私も、
やらなければならないところで踏み出してきましたが、
辛いけどいつかは踏み出さなくてはならない「はじめの一歩」は、
残された私たちが、夫の愛に応えるheart04大切な一歩だったのだと思います。

ウ525さん こんばんは。
>「これかな?」って 思えるときが来たら・・・
それでいいんじゃないかな。慌てることはないです。

その時が来たら、ちょっとだけ自分を押してあげて、
自然な形で踏み出していったらいいと思います。

みりゅーさん こんばんは。
あなたの「はじめの一歩」が、皆さんの一歩のように、
感じたのだと思いますよ。

辛いことも悲しいこともいっぱいあるけど、
こういった繋がりが、互いにエネルギーを送り合って、
皆さんがそれぞれにいい方向に歩いていけるといいなーconfidentと思います。good

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