[永遠の眠り] って言うけど
[永遠の眠り] についた(?)私の夫。
夫を送る最期の言葉に、”安らかにお眠りください!” と 私を含め、
夫を送ってくださった皆様が声をかけた。
<夫は今、安らかな眠りについているだろうか?>
~眠ってなんかいません。千の風になって・・・なんていうのもあったよね。
安らかな眠りに就くと 自然の一部になって 千の風になるのかな?
誰が見てきたか知らないけど、
残された者が泣いてばかりいたら、逝った人は 安らかに眠られないのだという。
私が夫の事ばかり、思っていたら、ゆっくり眠られないのだという。
早く、死別の悲しみから立ち直れるようにとそう言ってくれるのだと思うけど、
そうだからといって、涙が勝手に出てくるのだから止める事なんて出来ないし、
頭の中で勝手に考えてしまうのだから止めることなんて出来ない。
・・・その時が来るまでは。
その時は必ずやってくる。
泣きたいだけ泣いて、考えたいだけ考えて、
思いっきり夫の事を思うで、死別を徐々に受け止めていけばいい。
・・・誰に言われなくても、そのうちだんだん分かってくる。
死別したばかりの頃、夫のチョッとしたしぐさが思い出されるだけで、
嗚咽してしまうほど溢れた涙も、今は思い出しても、涙は出ない。
(時に、不意打ちを食らったように涙があふれ出ることがあるけど・・・)
そうして、自然な形で、<あんなことがあった> <こんなことがあった> と
すべてが思い出の中に収まっていくような気がする。
私がそんなふうに思えた時、
夫はきっと、深い安らかな眠りに就くのだろうと思う。
夫は私の心が落ち着くまで、静かに傍で見守っていてくれているんじゃないかな。
そろそろ、かな?・・・まだ、かな?
・・・でも、これからも時々起しちゃうかも!
だって、その時がきたら、本当に一人のなってしまった事を痛感し、
今までとは違った切なさがやってくるから・・・。
そんな切なさも 優しい風が吹いて、笑顔で乗り切れるといいなと思う。
« やっぱり私も走りたい! | トップページ | いい子にしてたら »
「死別後の心の動き」カテゴリの記事
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/533735/48669885
この記事へのトラックバック一覧です: [永遠の眠り] って言うけど:
コメント