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2009年10月 9日 (金)

みかん

今日友達にみかんを頂いた。

  ・・・私にとっては特別に 懐かしいみかんの香り。

 亡き夫との最後の実家での畑仕事はみかん狩りだった。

収穫したみかんを入れる籠を肩に下げ、一つ一つ丁寧に取る夫。

みかんの収穫は今頃10月~12月まで。初霜が降りる前まで行うが、

初霜が遅かったのか、あの年(夫が亡くなる前の年)は12月の半ば頃だったと

記憶しているが・・・日付はもう、忘れてしまった。

  陽だまりの中で、みかんの木に手を伸ばし、一生懸命収穫作業する夫の姿。

     一段下がった畑の、草刈をする私は時々夫の姿を下から見上げる。

・・・今思えば、なんと素敵な時間だったのだろう。

  自然の中で、風を感じ、鳥のさえずりを聞き、収穫の喜びを得ながら、

 時間に追われた日常を忘れ、夫と二人で安らぎを得られた時間。

          ”こんなにたくさん取れたよ!”

  収穫したみかんをコンテナに移し、両手で運んでくる

          夫の笑顔はとても、優しかった。

                 ・・・think

その後、一ヶ月経たずして、夫の姿がこの世からなくなってしまうなんて、

誰が予想できただろうか?

     夫が収穫したみかんを泣きながら食べていた私の姿を

                     いったい、誰が予想できただろうか?

・・・今、みかんを一つ手にして、

     私は夫の笑顔を思い出している。

         ・ ・ ・ confident 

降り注ぐ陽光を浴びて、つやつや光るみかん。

たわわに実るみかんの木の下で、木に付いたみかんに手を伸ばし、

木漏れ日を受けながら ハサミを入れる亡き夫の姿が 今私の頭の中で、

        shine 後光が差すかのように輝いて見える。

         ・ ・ ・

20080221_nec_0030

写真は夫が亡くなる前、12月にミカンの収穫をした所

・・・年が明けた1月、夫死去。

(あの時夫を見上げていたように、

      みかん畑の一段下がった畑から )

  ~陽光~                2008・2に撮影

   

みかんの実は全部取らずに、冬場餌の無くなる鳥の為に

少し残して収穫するのが夫流収穫法だったが、

この写真を撮った2月にはその実もすべて鳥が食べつくし、

             濃い緑の艶のある厚い葉だけをつけたみかんの木。

  降り注ぐ陽光が、木に注ぎ、葉がまぶしく輝いていた。

       ・・・・光の中に私は、亡き夫の姿を探す。

   

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