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2009年7月 1日 (水)

「そうか、もう君はいないのか」

 作家城山三郎さんの遺作となった原稿をTBSで田村正和さんを主役にドラマ化されたも

のが 今年の初め頃だったと思ったが放映された。あの時、正直言って、私には

あの主人公のせりふ ”そうか、君はもういないのか!” がピンとこなかった。

ピンとこなかったというのも適当な表現ではないような気もするけど、すんなり自分の中に

入ってこなかった。 ・・・<そんなものなのかな?>といった感じか?

   

 あの頃の私はまだ、悲しみの感情は薄れて来ていたとはいえ、突然の死別のショックを

まだかなり引きずっていたから・・・。夫の存在はまだ,私なかに・私の周りに充満していて、

この世にもういないという事を感じることを拒否していたのでしょう。

”そうか、もう君はいないのか!”なんて言う言葉を

             自分の口から発することを認められなかった。

・ ・ ・そして、月日が過ぎ、

最近は、自分一人の生活のペースがかなり出来あがって来た。自分の日常が

出来上がって来ると 悲しみの感情も気がつけば、どこかに置き忘れてしまう時がある。

置いてきたというか、夫がこの世を去った事実はなかった事のように

感じてしまっているようだ。

   

 今日いつものように、仕事が終ってからの日課の買い物を兼ねてのウォーキングを

して、家に帰る途中、お買いもの袋を提げて、歩きながらあの、台詞が・・・。

<・・・そうか、もう○○○はいないのか!>

あの時、自分のものとしてシックリこなかった台詞が 今、何気ない日常の中で

自分の脳裏に、突然浮かぶ。

日常の生活が、何気ないもの?に変わって来た時、夫の死、死別という事実を

消化して、この台詞は私のことばとして、思い浮かんだのだろうか。

   ・・・でも、そのことばの後に来る何とも言えない気持は自分の心には重すぎる。

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