無料ブログはココログ

« すっかり、新緑の風景に・・・(休息) | トップページ | ただ、自分たち(自分)の為に! »

2009年5月 7日 (木)

安らぎは自然から得て

亡き夫の実家は小高い山の中腹に建っていて、

山の斜面に ほんのわずかな畑があった。

ここは、自然に囲まれた静かな所に住みたかったという亡き夫の両親の、

ご自慢のお気に入りの場所だった。

  

 今、住んでいる街中から、1時間半ぐらい車を走らせる。

 家の周りは木々に囲まれ、鳥のさえずりが聞こえ、ふきのとう・わらびの山菜が採れ、

山の斜面の畑には狭いながらも いろいろな果樹が植えられていて、

すもも・梅・栗・みかん・キウィー・柚子・かりんの木々が 季節ごとの恵みを私たちに

与えてくれた。

 まだやる気マンマンの若かった夫の両親だったが、私と夫が結婚した2年後、

相次いで突然亡くなってしまったので、家と畑の管理を夫と二人でその後ずっとしてきた。

・・夫も私も農業の経験は全くなかったけど、それなりにね。

  

 夫のお休みの日はほとんど、お弁当持参でそこに行き、草刈りや木々の手入れ、

時には野菜を育てたり、季節ごとの自然の恵みを収穫したりして過ごしてきた。

(ここで過ごした多くの時間には、私たちの結婚生活を語るに欠かす事の出来ないほど、 

 たくさんの思い出が詰まっている。)

  

  ”ここに、来ると空気が違うね!”と 夫は良く言った。

    ・・・確かに、大きな深呼吸をしたくなる。 

 いろいろな色の木々の緑に囲まれて 森林浴状態。

自然に囲まれていると、日頃のストレスなんて どこかにいってしまって、

<人間なんてこの自然と比べたら、ちっぽけなものだ> と 

日頃つまらないことで凹む自分が馬鹿らしくも思えた。

・・・まさに、心のリフレッシュ!

ここで一日、夫と二人汗びっしょりになりながら、いろいろな作業をし、

爽快な疲れを感じ休日を過ごす。

 でも、夫には日頃の仕事の疲れを取って欲しいので、

到着後、まずは マッサージ機で体をほぐしてもらい、

時には ”少し昼寝もどうぞ!”と 言う。その間私は、家の中の掃除や片付けをする。

 つなぎを着て地下足袋を履き、麦藁帽子に軍手、草刈り機を担いで、

上から下まですっかり変身。

”こんなことしてるなんて、日頃の私たちを見ている人は 想像できないよね、きっと!” 

と 夫と二人、微笑む。

身も心も「変身」した私たちは、作業を楽しんだ。

 庭の草取り・木々の選定、畑の草刈りだけでなく、

時には土手が崩れたと見よう見まねの土木作業もする。

家の周りの木が育ち過ぎたと大きな木を切り倒した時、倒れた木が電話の引き込み線を

切ってしまって、慌てて電話局へ連絡した事もあった。

 スズメバチの巣を見つけて、大騒ぎをしながら

完全防備で巣を取った事もあった。怖かったよ!

二人で力を合わせていろんな作業をしながらも、

ここに来た時に、楽しめるようにと庭の花壇に花を植える事も忘れない。

  

 ここに来るとやりたい事が次から次に出てくるし、

5月から10月頃までは、草刈が待ってはくれない。

毎回、作業の締めの言葉は、

”もう、切りがないからやめようか!”

・・・自然の中で、心地よい疲れを感じ、草木のエネルギーを 目一杯充電して、

実家を後にする。

      

   帰りの車の中で二人で食べた、アイスクリームの味が 今は懐かしい!

« すっかり、新緑の風景に・・・(休息) | トップページ | ただ、自分たち(自分)の為に! »

夫の思い出」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/533735/44842887

この記事へのトラックバック一覧です: 安らぎは自然から得て:

« すっかり、新緑の風景に・・・(休息) | トップページ | ただ、自分たち(自分)の為に! »

最近のトラックバック

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30