信じている自分が そこにいた
バガげていると、言われてしまうかもしれないけど、
今こうして頑張れるのは、<夫が帰ってくると信じているから>
だから私は、今までのように夫の帰りを待っている。
また会える、きっと会える。
逢えるんだから、寂しくない。
帰ってくるのだから、何も悲しむこともない。
今度会う時に、素敵な自分を見せたい、きれいに手入れをしたお庭も見てもらいたい、
いい仕事をして、”こんな仕事したんだよ!” と 報告して、夫の反応をみたい。
・・・
気が変になったのでもないし、後戻りしたのでもないの。
気がついたら、また逢えると信じている自分がいた。
・・・
10年ほど前、夫が転勤で他県に行くことになった。
仕事があった私は、一か月ぐらい遅れて夫の所へ行くことに。
結婚して初めての、別居生活。
昼間は仕事をしているから良いのだけれど、夜は狭い家も広い空間に思えて
寂しくつらかった。毎日電話で、話をしていたものの やはり寂しい。
ようやく仕事を片付けて、夫の所へ。
駅まで迎えに来てくれた夫の姿を、目にした時、
・・・嬉しくて、嬉しくて!涙がこぼれそうだった。
あの時のあの感動は忘れられない。
あの時のように、また夫に逢う事が出来たら、
あの感動以上のものすごいものがやってくるだろう。
その感動をを想像するだけで、私の心は 今、満たされる。
”ある訳ない、絵空事だ”なんて、冷やかな目で見ないでください。
想像は私の世界なんですから。
・・・
死別後いろいろな人が 私を元気づける為にか
”いつも、そばにいてくれるよ!” と 励ましてくれた。でも、私の心の中はいつも、
<だって、死んじゃった!>と
死んでしまった事、そのショックの方が大きくて、
今まではその言葉をなかなか受け入れられなかった。
(自分が体験した駐車場での事以外は・・・)
<2009・2 ブログ 私のとなりに>
でも、今はこうして想像することが出来る。
人から言われて無理に自分の気持ちをそのように持っていこうとしても、やはりダメ!
「自分が自然にそのことを悟るところまでいかなければ!」
・・・少しづつ、心にゆとりが生まれてきている様だ。
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