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2009年2月 7日 (土)

人生には”まさか”という坂があると言うが

昨年の今頃、夫は突然旅立ってしまった。

そのことが起こる前の日まで普通に仕事をし、いつもと変わらぬ生活をしていたのに。

朝、夫の”病院に行きたい”という声で起こされた。

おなかの痛さが普通ではないと言う。

歩くのも大変な様子だったので、”救急車呼ぼうか?” と 聞くと

自分の車で行けるというので、運転は私がして病院に行った。

先に連絡してあったので救急で診てもらえた。

  

血液検査、レントゲン、CT検査と次々おこなわれた。

検査が終わると医師が

”今すぐ入院してください。”と言う。

・・・どうしよう、大変なことが起こったのだろうか?

入院の手続きを済ませて病室に案内してもらうと

なんと、ICUだった。

少し、ショック。

・・・それって、もしかしたら大変なことなんじゃないの?

ここでまた医師に呼ばれ、詳しい病状を聞く。

”大変危険な状態です”

・・・そんなことあるはずない、そんな恐ろしいこと起こるはずない。

夫の所に行くといろいろな処置がなされていたが話は出来た。

先ほどよりは痛みが落ち着いたと言う。

・・・やっぱり、治る、絶対に良くなる。

ICUは面会時間しか病室にいられないので、またねと言って家に帰った。

家に帰っても落ち着かない。

夫の会社に連絡して、入院準備をしてバックに詰め、

気がつけば15時近い。朝から何も口にしていない。

とりあえず、コヒーを飲む。座ってなんていられなかった。

      ・・・次の面会時間まで、家の中をただ、うろうろとしていた。

時間になり病院へ行くと、今度は先ほどより表情がかなり和らいでいた。

聞くと痛みもだいぶ落ち着いてきたと言う。

・・・やっぱり、良くなる。必ず、治る。

笑いも交えた会話も出来、このまま良くなっていってくれることを祈りながら、

この日の面会を終えた。

ところが、20時頃病院からTEL。

夫の様態が急変したと言う。

何が起こったのだろうか?・・・そんな、先ほどはあんなに落ち着いていたのに。

病室に行くととてもあわただしく医師が動いていた。

   

緊急手術がおこなわれた。

午前3時ごろ手術は終わったが、話が出来る状態ではない。

意識がはっきりしていなくても耳は聞こえているはずと、夫の耳元で何時間も歌った。

夫と一緒に歌った歌。夫の好きな歌。

しかし、夫は逝ってしまった。

・・・現実であるはずがない、夢だ、嘘だ。

現実はきびしい。まさかが起こった。     ・・・なんと、ICUから始まった。

                                 

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